こちら は じぶんよう の メモ に なります。   ウェブ じょう に あった さまざまな カイセツ を あつめてみました。 ------------------------------------ 全て「よい」と読む言葉で、それぞれ意味に違いがあります。 細かく分けたい場合は上記の意味で使い分けする必要がありますが、 「良い」は全ての「よい」の意味を含んでいる ので、どれを使えばよいか迷った場合は 「良い」を使うのが無難です。 良い・・・人や物事が、他のものよりも優れていること 好い・・・人の性質や物事の状態が、好ましいこと 善い・・・道徳的に正しいこと、倫理にのっとっていること 宜い・・・宜しいの略で、許せる範囲を表している 吉い・・・何か喜ばしいことや、縁起がよいことが起こること 佳い・・・物事や人がすっきりとしていて、形が美しいこと ------------------------------------ 良い:優良:品質が良い・頭が良い 善い:善良:行儀が善い・善い行い 好い:好ましい:味が好い 佳い:めでたい:佳き日に 宜い:その他一般:してもよい・もうよい・どうでもよい 一般には「良い」が多く、「善い」は徳がある場合などに用いられ、あとは仮名書きですね。 物質的に良いか悪いか。 「この材質は良いな。」 道徳的に善いか悪いか。 「善い行いをすると気分が好い。」 気分的に好いか悪いか。 「あの子、なかなか好い子だな。」 形体的に佳いか悪いか。 「あの子、なかなか佳い顔をしているな。」 私の感覚では「良い」は一般的 「善い」は行動や人道的 「好い」は嗜好的 「佳い」は美的の観点で使います。 ------------------------------------ 良き→OK 善き→正しい 好き→好みの 佳き→美しい ------------------------------------ ..好........コウ........好意,好敵手,良好 .............このむ.....好む,好み,好ましい .............すく........好く,好き嫌い,好きな絵 ..善........ゼン........善悪,善処,慈善 .............よい........善い ..良........リョウ......良好,良心,優良..........野良(のら)奈良(なら)県 .............よい........良い ..佳.......カ..........佳作,佳人,絶佳 ..吉........キチ........吉日,吉例,大吉..........「吉日」は,「キツジツ」とも。 ............キツ........吉報,不吉 なお、“よい”には、このほかにも、 祝い事に使う「佳い」……今日の佳き日に婚姻の式を――、佳き新年、など 吉事に使う「吉い」………吉い夢、吉い運、など がありますが、この「よい」は、現在ではともに「よい」と仮名書きされるのが一般的です。 (しかし、年賀状や結婚式の案内状などには、やはり「佳い」が使われています。) ------------------------------------ 「佳い」とはどういう意味ですか? 形などがすぐれている。 すばらしい。 めでたい。 ------------------------------------ 宜いとは 「宜い」の意味は、「ものごとの状態がすぐれていること、望ましい範囲であること」 といったものです。「宜しい(よろしい)」を略した言葉になります。 これもまた、「良い」と基本的に違いはありませんが、使い方には特徴があります。 吉いとは 「吉い」の意味は、「おめでたいこと」または「幸先にめぐまれていること」 というものです。こちらも「良い」とは違い、かなり使われ方は限定されています。 「吉い」の「吉」の字は、「めでたいことを祈る言葉」といったことを表しています。 そこから「めでたい」「すぐれている」という意味で使われるようになりました。 つまり、運勢や縁起にすぐれていることを表すのが、「吉い」の特徴と言えます。 具体的には、「めぐりあわせが吉い」「運が吉い」「幸先の吉いスタート」などのように使われます。 ちなみに常用漢字表では、「吉」に「よい(いい)」という読みはありません。 これは、「好」や「宜」も同様です。 佳いとは 「佳い」の意味は、「形がととのっていること」「均整が取れて美しいこと」というものです。 これもまた、「良い」とは違いかなり限定された使い方になります。 「佳い」の「佳」の字は、「縦横の線を重ねた幾何学的な図」と「人」を表しています。 ここから、「心身ともに均整が取れた美しい人」を表す漢字となりました。 きれいな女性を「佳人」と言いますが、これはこのような意味合いによります。 つまり「佳い」の表記は、特に「さっぱりと形がととのって美しい人やものごと」を 示す際に用いられるわけです。具体的には、「佳い人たち」「姿勢が佳い」 「佳い一年」のような使い方になります。 「佳」の字もまた、「よい」の読みは常用外になります。 ------------------------------------ 「宜い」の意味と使い方 「宜い」の意味は「物事の状態が優れていること、許せる範囲であること」です。 「宜」は「時宜」「適宜」と使われているように、「ちょうどよくかなっていること」を意味します。 物事の質や能力が優秀であること、物事を許したり認められる度合いであることを表します。 例えば、「◯◯の件についての資料についてまとめてもらっても宜いですか」といったように使います。 「資料をまとめてもらっても支障ありませんか」という意味になります。 「宜い」は「宜しい(よろしい)」を略した言葉になります。 「座っても宜しいですか」だったら「座っても宜いですか」と変えることができます。 使い方としては、 いつでも宜い 宜いですか どうしたら宜い 「吉い」の意味と使い方 「吉い」の意味は「おめでたいこと、幸先がよいこと」です。 「吉」は「吉日」「大吉」と使われているように、「縁起が良いこと、おめでたいこと」を意味します。 何かとてもよいことが起こったり、喜ばしい物事があったことを表します。 例えば、「宝くじが当たるなんて、今年はとても運が吉い」といったように使います。 これは「宝くじが当たるとは、今年は縁起が良い」という意味になります。 「吉い」は「縁起がよい」という意味であるように、良いイメージを伴って使います。 物事に対して使うので、人に対して使うことは少ないです。 使い方としては、 運が吉い 吉い日 吉い巡り合わせ 運気が吉い 吉い絶景 「佳い」の意味と使い方 「佳い」の意味は「すっきりとしていて、形が整っていること」です。 「佳」は「佳境」「絶佳」と使われているように、「物事の姿勢が整って綺麗であること」を意味します。 物事や人の状態がさっぱりしていて、形が整っていて綺麗であることを表します。 例えば、「佳い女性になれるように、ダイエットしたり化粧をする」といったように使います。 これは「姿勢や顔が整っていて、綺麗な女性」という意味になります。 「佳い」は人に対してだけではなく、ものに対しても使うことができます。 よく年賀状においても「佳き年になりますように」という表現が使われています。 使い方としては、 佳い年を迎える 佳い日 佳い一年 佳い女性 佳い人 ------------------------------------ 良いとは 「良い」の大まかな意味は、「望ましい」ということです。あるものや人の性質などが、 十分な質を持ってすぐれていることを言います。使われる範囲は幅広く、物の質から人の 能力、人柄、関係、また見た目や利益、運勢までさまざまです。具体的には、「この時計 は出来が良い」「彼はすごく頭が良い」「これは良い絵だ」「今日はすごく運が良い」などのように使われます。 「良」の字は、「穀物の中から、特に出来のすぐれたものだけを選ぶための器具」を表しています。 そこから「すぐれている」を意味する漢字として成り立ちました。 「良い」の特徴は、こうした使われ方の幅広さにあります。肯定的な意味合いに限らず、場合に よっては「良い迷惑」などのように、否定的な意味合いで使われることもあります。 この点は、「好い」などとの大きな違いになります。 好いとは 「好い」の意味合いもまた、「人やものごとが他よりすぐれていること、望ましいこと」という ものです。基本的には、「良い」と違いはありません。しかし、使われる場面はやや限られます。 「好い」の「好」の字は、「女性が子供を抱くすがた」を模してできています。このような イメージから、「このましく、感じがよいさま」という意味合いで使われることが多く、 「この料理は味が好い」「天気が好い日だ」「気立ての好い子」などのように表されます。 「良い」が時には悪い意味合いにも使われることがあるのとは違い、「好い」はこのように、 ポジティブでこのましいものにしか使われないという特徴があります。 善いとは 「善い」とは、「ものごとが正しいこと、あるべきものであること」といった意味の言葉です。 基本的には「良い」の意味合いと同じですが、使われ方はやはり限られます。 「善い」の「善」という字は、「神の前で原告と被告が正しい結論を求める」というさまを表して います。つまり、道義や秩序、理に適った正しさを表しているのが、「善」の特徴と言えます。 そうしたことから「善い」の表記は、特に道徳的な基準に照らして望ましいものに対し使われる ようになっています。具体的には、「日ごろの行いが善い」「心がけの善い人」 「行儀の善い子ども」のように、主に人の行いや心がけに対して使われます。 宜いとは 「宜い」の意味は、「ものごとの状態がすぐれていること、望ましい範囲であること」といった ものです。「宜しい(よろしい)」を略した言葉になります。これもまた、「良い」と基本的に 違いはありませんが、使い方には特徴があります。 「宜い」の「宣」は、もともと「まな板の上に肉を乗せた」象形から出来ています。 これは戦いの前の儀礼にかなった料理のことですが、ここから転じて「よろしい」という意味で 使われるようになりました。「時宜」や「適宜」などと言うように、「ほどよい」の意味を持つ ことから、ものごとの程度がのぞましいことを示す際に使われます。 具体的には、「いつでも始めて宜い」「承認を頂いて宜いですか」「このままで宜いでしょうか」 のように使われます。 吉いとは 「吉い」の意味は、「おめでたいこと」または「幸先にめぐまれていること」というものです。 こちらも「良い」とは違い、かなり使われ方は限定されています。 「吉い」の「吉」の字は、「めでたいことを祈る言葉」といったことを表しています。そこ から「めでたい」「すぐれている」という意味で使われるようになりました。つまり、運勢や 縁起にすぐれていることを表すのが、「吉い」の特徴と言えます。 具体的には、「めぐりあわせが吉い」「運が吉い」「幸先の吉いスタート」などのように使われます。 ちなみに常用漢字表では、「吉」に「よい(いい)」という読みはありません。 これは、「好」や「宜」も同様です。 佳いとは 「佳い」の意味は、「形がととのっていること」「均整が取れて美しいこと」というものです。 これもまた、「良い」とは違いかなり限定された使い方になります。 「佳い」の「佳」の字は、「縦横の線を重ねた幾何学的な図」と「人」を表しています。 ここから、「心身ともに均整が取れた美しい人」を表す漢字となりました。きれいな女性を 「佳人」と言いますが、これはこのような意味合いによります。つまり「佳い」の表記は、特に 「さっぱりと形がととのって美しい人やものごと」を示す際に用いられるわけです。 具体的には、「佳い人たち」「姿勢が佳い」「佳い一年」のような使い方になります。 「佳」の字もまた、「よい」の読みは常用外になります。 ------------------------------------